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第5回:マンションの空き巣を防ぐ 〜泥棒の心理を知ろう〜

 最近よく「空き巣にやられた」という話を耳にします。
 全国的に見ると、空き巣(侵入窃盗)による被害は平成8年までに徐々に減
少していましたが、平成9年からは増えてきています。また、「犯罪に対
る不安感等に対する世論調査」(平成14年3月 財団法人社会安全研究財団)
によれば、空き巣に対する不安は最も高く、63.5%となっています。
 空き巣の被害を防ぐには、「泥棒の心理」を知り、その裏をかく対策が必
要です。そこで今回は、警察に捕まった泥棒を対象として行われた調査の結
果からわかった、泥棒の心理や裏事情などを検証してみましょう。
 
「仕事」がしやすい家を狙う
  ほとんどの泥棒は犯行前に下見をします。ポイントは、「留守か」、「入
 りやすい家か」、「逃げやすいか」です。
  郵便物や新聞がたまっていたり、カーテンが閉まっていたりすると、
  「留守がちな家だ」と判断されます。
  ゴミ置場にも注意が必要です。指定日以外にゴミが出ていると、住民同
  士のミュニケーションが悪く、他人への関心が薄いマンションだという印
 象を与え、泥棒に「仕事がやりやすそうだ」と判断されてしまいます。
インターホンで留守をチェック
  チャイムが鳴ったのでインターホンに出てみたら、何の応答もないとい
 うことはありませんか?「どうせ『ピンポンダッシュ』だろう」と決めつ
  けないでください。泥棒のチェック行為かもしれません。周囲に見慣れな
 い人がいないか確認するなど、用心しましょう。
愛用品はドライバー
  泥棒が侵入のために携行している道具でもっとも多いのは、工具のドラ
 イバーです。ドライバーはポケットに入り、外からは何も持っていないよ
 うに見えます。また、ネクタイを締めサラリーマンを装う泥棒もいます。
 外見だけで「泥棒ではない」と判断するのは難しいようです。
5分でダメなら諦める

  窓やドアを壊したり、工具を使って鍵を開けたりするのに2〜5分かか

 るなら「侵入を諦める」という泥棒が最も多く、10分以上となると、ほ
  とんどの泥棒が諦めるそうです。壊しにくいドア・サッシ・ガラス、ピッ
 キングに強い鍵などを使うのは効果的です。また、後付けできる補助錠を
 使うのもよいでしょう。手の届きにくい上の方に取り付ければ、一層防犯
 効果が高まります。
「労働時間」は短い
  泥棒が家の中を物色する時間は5〜15分以内です。ちょっとのつもり
 で外出して、ばったり会った知人と何分も立ち話をしてしまうことはあり
 ませんか?近所への買い物やゴミ出し程度でも必ず鍵をかけるようにしま
 しょう。
必須項目は「タンス」

タンスは必ず物色されるそうです。だからといって、冷蔵庫や仏壇なら

 安心というわけではありません。どちらも「物色されやすい個所」には含
 まれています
こわいものは何?
   泥棒はいつも捕まることを恐れています。このため警戒心が強く、「下
 見」をしている時に人に見られただけで「通報されるのでは・・・」と心
  配になり、犯行を諦めることもあるそうです。
  泥棒が犯行を諦めた理由で多いのは、「近所の人に声を掛けられた」、
 「ジロジロ見られた」などです。住民同士で挨拶を交わしあう良好なコ
 ミュニティが形成されたマンションは、まさに泥棒の「こわいもの」で

  す。

 犯罪はいつ起こるかわかりません。今まで述べたことを参考に、皆さんの
マンションでも対策を考えてみてはいかがでしょうか。
           NPO日本住宅管理組合協議会  埼玉県支部長  柿沼英雄
                                           (07/10/15)



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