HOME 最新情報 セミナー情報 ホームページセミナー マンション管理コラム マンション問題研究室
contents

セミナー情報

マンション管理コラム
マンション問題研究室
相談会情報
マンション関係法令集等
お問い合わせ先
埼玉県マンション居住支援ネットワーク事務局
埼玉県都市整備部住宅課
電話048-830-5573
FAX 048-830-4888
ホームページセミナー

 各会員団体が主催セミナーで使用している若しくは今後使用する講演資料を解説とともに掲載しました。

 忙しくてセミナーに参加できない方でも、マンション管理について学習していただけます。

 内容には、執筆時の法令や情報に基づいたものが含まれている可能性がありますので、あらかじめ御了承ください。

 掲載されている本文及び資料は各会員団体の所属講師において作成されているものですので、詳細については各会員団体に直接お問合せください。

TOP : 第24回 管理組合役員のための手引き
 投稿日時: 2013-06-09 (1456 ヒット)

 管理組合役員のための手引き

~ 日常の点検と管理 ~
日常の点検と管理を!
 
 建築物の維持保全を適正に実施することは、資産価値を維持し、マンション全体の美観を永く保つことになります。 日常の点検と管理は、それらを総合的な観点から、至急修繕すべきもの、計画的に修繕すべきもの、といった見極めをすることにつながります。

 
Ⅰ.点検と管理の責任者は誰でしょう
 
建物の所有者・管理者は、台風や地震などにより発生した事故であっても、賠償責任(民法第717条)を追及されます。建築基準法第8条では、建物の所有者・管理者は規模の大小に関わらず、自らの責任において、建築物の敷地、構造、防火、避難、衛生及び建築設備等(換気、排煙、非常用照明、昇降機(EV))等について、状況に応じた補修、改修をして良好な状態の維持に努める責任があります。
 
Ⅱ.法定点検と定期保守点検
 
法定点検は、建築基準法や消防法、水道法、電気事業法などのそれぞれの法律によって定期的な検査が決められているものなので、検査を省いたり回数を減らしたりすることはできません。検査をする人は有資格者に限られ、市区町村や消防署などの各機関に検査結果を報告することになっています。
 
定期保守点検は、マンションに付帯する設備や施設を少しでも長く、しかも安全に保てるように任意点検し、維持管理に努めます。点検する箇所はマンションによって異なりますが、主に給水設備、浄化処理装置、エレベーター、機械式駐車場、消防設備等、共用設備などの保守点検を定期的に行います。
 
また、点検実績の履歴を残すことも、今後の点検サイクルを見直す上で大切です。
 
Ⅲ.点検不備の事例報告
 
一見とても堅固で、半永久的と見える鉄筋コンクリート造の建物でも、経年劣化は避けられません。そしてその経年劣化は、立地条件や、雨風にさらされているところとそれ以外のところ、或いは使用されている仕上材によっても劣化はさまざまです。
 
さらに劣化はマンションを構成する各部にも起こります。ふだん居住者の目に触れない場所に設置してある設備機器類、見過ごしがちな建物周囲の地盤、外周道路、外構、遊戯施設等があります。人身事故に至らないまでも、管理が不十分なために起きる不都合は少なくありません。
 
また、消火栓などの防災設備は、いったん火災がおきたときに確実に作動しなければ、人命にかかわる問題となります。共用部分の手入れが十分でなければ、生活に重大な影響を及ぼすことになりますから、日常の点検は重要になります。
 
Ⅳ.既存不適格について
 
建築基準法には、建築物(又は昇降機等)が建築確認された時点の法令に基づいて建築した建築物(既存建物)は、その後に定められた法令の規定に及ばないこと(遡及しないこと)が定められています(建築基準法第3条2項)。すなわち「法の既存不遡及の原則」である。一種の救済規定になっており、これがいわゆる「既存不適格」です。これは黙認しているわけでもなく、何ら手立てをしなくても良いという事でもありません。安全で快適なマンションライフを送るため、既存建物(マンション)を所有・管理している者は、既存不適格部分を十分に認識し、長期修繕計画等にその不適格部分の解消と体質改善を盛り込んで計画していくことを考えたいですね。
 
Ⅴ.点検管理チェックシート
 
一年に一度くらいは、理事会あるいは修繕委員会、階別班長、自治会等、マンションにはさまざまな役員の方々で定期点検をしてみてください。また居住者全員のアンケートを実施したりして、異常の有無を台帳に記録します。さらに必要に応じて点検期間を個々に定めて修繕などを行うようにしたいものです。点検記録はメモ用紙などに気がついたことを個々に記載したり、販売パンフレットや、建物図面(コピー)に不具合部分を記入して、ファイル記録保存するのも一つの方法です。
 
(一社)首都圏マンション管理士会埼玉県支部
支部長 新井 斉  マンション管理士/一級建築士
 


投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
PageTop↑