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管理組合運営
管理組合運営 : 第84回 自転車駐輪場の整理・整頓について
 投稿日時: 2013-03-11 (1602 ヒット)

今回は、浦和区の駅から徒歩10分に所在するAマンションの駐輪場の運営改善について紹介します。

1 マンションの概要・規模
 平成9年築。
 戸数63戸。
 全面委託管理。
 不在区分所有者は7戸。
 現役のサラリーマンが多く組合運営には不慣れで、管理会社への依存が高い。また、ここ数年、賃貸化が進んでいる。
 ●駐輪場使用細則・・・居住以来無し(自由に何処にでも何台でも駐輪可能)
 ●駐輪場料金・・・・・・無料
 
2 駐輪状況と活動の推移
(1)入居後数年は、駐輪場に余裕があったが、この5~6年は年齢構成も変わり、子供の通学用、大人の日常生活用の自転車の増加で1世帯で複数台の自転車を駐輪している。この間、駐輪場の混雑緩和のために、歴代の理事会も駐輪場の整理整頓および不要自転車の廃棄を行なってきたが、一時的に減るものの、直ぐ満杯になる。
(2)数年前から、区分所有者の有志は、駐輪場の委員会を設置し有料化、駐輪場の増設の検討を提案してきたが、1年交代の理事会のため、いつも先送りされ、なかなか着手できないでいた。
(3)平成23年6月に規約委員会が設立され、古い規約の見直しを行なうためにアンケートを実施し、その際に駐輪場についても調査を行なった。
(4)駐輪場のアンケート回答内容
 ① 有料化について 回答:59件/63件
  ●賛成37件(63%)
  ●反対(従来どおり、無料)16件(27%)
  ●無回答6件(10%)
 ② アンケートの中の主な意見
  A:自転車の大型化やチャイルドシート付きなどがあり、使用料に格差を付ける。
  B:平置、2段の下段、2段の上段、子供用で使用料の格差を設ける。
  C:有料化の料金について、さまざまな意見有り。
    (大人300円、子供150円。1台目無料2台目から有料など。)
  D:共用自転車を設置する。
(5)これらのアンケート結果に基づき理事会で、平成23年8月に不要自転車の廃棄(無料)運動を行い13台が廃棄された。
(6)平成23年9月27日に,通常総会が開催され、新しい役員が選任された。
(7)平成24年1月、再度駐輪場の現状調査を行い、有料化に向けて、
  ①老朽化した駐輪機の更新のための見積り引合い
    (結果は100台駐輪可能で200万~300万)
  ②不要自転車廃棄の運動(結果は、昨年8月に13台、3月に11台、
   6月に10台廃棄
  ③平成24年2月および3月に「駐輪機の変更の要望の有無、駐輪場使用料の
   金額等について」2回アンケートを行った。
(8)アンケートの結果(2回とも回答率97%)に基づき、理事会で駐輪場の運営及び有料化案を作成し、平成24年4月22日に臨時総会を開催し、次のとおり承認された。
  ①駐輪場の使用料、平置き(チャイルドシート付きを含む)500円、
   2段式下段300円、上段100円、子供用自転車・三輪車は100円。
   オートバイ置場を縮小するなどして駐輪場を15台増加した。
  ②駐輪機の更新はしない。
  ③駐輪場使用細則(案)の承認。
  ④実施は平成24年7月1日からとする。
 
3 活動の成果
(1)無料の頃は、不要自転車の台数はなかなか減らなかった。
  有料化が前提になったら、14カ月間に34台も廃棄された。
  その結果、駐輪機の更新がなくなり出費がセーブされた。
(2)駐輪場所を固定し、駐輪ラベルが有るのでマナーが向上した。
   (マナーの良くない使用者が分かりやすくなった。)
(3)有料化することで、将来の駐輪機の更新のための原資ができた。
   (333,600円/年の収入)
(4)アンケートの回収率で住民の駐輪場運営の関心の深さが分かった。
(5)無料の頃は、1世帯で3-4台保有するものが多かったが、有料化で減少した。
  特に占有者(賃借人)は、有料化で多くの不要自転車を廃棄した。
 
特定非営利活動法人埼玉マンション管理支援センター
             池田 一雄 
 

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