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建物
建物 : 第81回 エレベーターの電気代をカットする
 投稿日時: 2012-08-29 (1439 ヒット)

 私どものマンションは9階建て112戸です。エレベーターは2基です。待機の篭(かご)は当初から1階と9階です。1階の篭が使用中は9階の篭が1階に降りてきて9階に戻ります。今回組合の修繕委員になったので、待機篭の位置変更を試算してみました。

といっても鉛筆と紙で待機位置を1階と5階に変更しただけです。1基の稼動で8%、2基同時稼動で28%、途中階移動で20%、篭の移動階数が減少するという想定以上の結果がでました。

 エレベーター会社に聞くと、篭の待機位置は、「特に意味はなく、昔から1基は1階、他は最上階かその下の階」という回答でした。私が考えていた、技術者が統計と確率で決めていたのではありませんでした。
 「待機位置の変更は10分でできる。」、篭が待機階に戻ると、無人のフロワーで扉を開閉するのも、「要望があれば直せます。」ということでした。私が一番心配した、「変更後に、保守管理上に問題はないですか。」との問いには、「ない」ということでした。「ほかのマンションではどうですか」と尋ねると、「要望がなければ皆同じです。」という回答でした。
 また、私が検証を依頼した紙と鉛筆のA4・10頁の試算については、「大筋で正しい。」ということでした。
 マンションの節電で、誰もが思い浮ぶのは館内照明の間引き、LED電球へ交換、タイマーによる点灯時間の調整ですが、照明が共用部の電気料金に占める割合は25%ほどです。館内が暗くなる不便をおして、共用電灯の節電をしても効果が限定的だとわかります。最大のコストセンターはエレベーターです。
 通常はエレベーターの電気料金が共用部の電気料金全体の50%を占めています。私どものマンションの場合、エレベーターの電気料金は年間100万円ですが、「待機篭の一基を9階から5階へ変更する」という簡便さで、お金もかけずに、13%の省エネ、年間13万円の管理費カットの実現を目指しています。
 考えるに、この「待機篭の変更」は、節電の「盲点」だったのではないでしょうか。
 私は、省エネ、節電、自然エネルギーと騒ぐ今の時代に、少し視点を変えることにより見えてきた「盲点」、この見落とされてきた試算の事実が少しでも広く知られて、一過性でないみんなの利益に繋がればと考えています。
 この事実を、私の地元の市役所へもご提案させていただいておりますが、この夏、皆様もエレベーターの前で立ち止まり、省エネを見直してみてはいかがでしょうか。9月からの電気料金値上げ程度ならば簡単に節電できるかもしれません。
(社)首都圏マンション管理士会
埼玉県支部会員 安永 博俊

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