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管理組合運営
管理組合運営 : 第69回:総会に緊急動議を提出された時の議長の対応について
 投稿日時: 2010-09-29 (1004 ヒット)

 管理組合総会に関する問題の中でよく耳にすることの一つに、総会時に緊急動議の発言をする人がおり、その発言によって議事が混乱し、さらにその緊急動議の扱いを巡って紛糾することがあるようです。


 総会は、管理組合の最高議決機関ですから、総会の場で急に提出されたことを議案に乗せるわけにはいきません。総会で選出された議長は、あらかじめ提示された「議案」の通りに議事を進めることが大切です。
 つまり、欠席して議決権を行使した組合員や委任した組合員は、配付された議案書に書かれていることに対して議決権を行使し、委任したのであって、総会の場で急に新しい議案が出て取り上げられたとしたら問題が生じてきます。また、総会の場に出席しているとしても、急に出されたことを今すぐに賛成か反対かを判断するには、十分に検討する時間もありません。
 そこで、先ほど述べたように、総会の議案は組合員にあらかじめ提示されることが必要になるのです。
 さらに追加提案をしたい議案が出た場合には、その理由をきちんと示すことが欠かせません。組合員が判断する材料として、十分考慮された説明文書の作成や各種参考資料等の添付などをすることが大切です。

《議案に関係ない発言は止めさせる。》
 一方、議長が議案に対する質問を求めると、議案に対する質問ではなく、脈絡のない意見や自己の思いを長々と喋る人がいます。そういう人の多くは、その実現性や管理組合の利益をあまり考えておらず、無責任に言いっ放しをして自分の意見に酔ってしまうようです。あまりにも議案と異なる発言であれば、議長はそのことをきちんと整理し、議案との関係の有無を伝えた上で、議案に関係ある質問等をその都度求めることが必要です。
 また、過去の問題を引き合いに出し、自分の正当性を繰り返し発言する人もいますが、その当時はあたりまえの事と解されていても、その後の社会状況の変化や法律の改正、その他マンションの持つ条件の変化によってもその解釈は変動するのです。
 これらの混乱を招かないためにも、議案書の冒頭に「議事運営要領」を掲載し、議案のみについて議事を進めることを明文化しておくことも必要でしょう。
 議長は、毅然とした態度で、緊急動議が出来ないことを告げ、無意味な意見を止めさせ、総会が混乱しないうちに議事を進めることが必要です。
 そのためにも議長はもちろんのこと、理事それぞれが議案書をよく読み、規約等も把握した上で総会に当たることが必要となります。

NPO法人 埼管ネット 会長 佐々木 一
 


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