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管理組合運営
管理組合運営 : 第92回 マンション火災に遭遇された理事会の対応報告
 投稿日時: 2014-12-19 (1734 ヒット)

第92回 マンション火災に遭遇された理事会の対応報告

 第2回目の大規模修繕工事を平成26年4月からの消費税アップ前に終わらせるという管理組合の目標のため、その準備で忙しい日々のさなかにその火災は起きました。
 私が住んでいるマンションは、築25年、70戸弱のマンションであります。予想もしなかった火災により、それより数か月理事会対応がますますあわただしい日々を過ごさざるを得ない状況となりました。
 以下簡単に火災の概要と理事会の対応などをご報告いたします。

・火災発生 平成25年○月○日、午前7時5分ごろ7階建ての6階の1室より出火
・原因
 不明 (火災翌日、管理組合で消防署の検査に立ち会いました)
・経緯
 朝6時55分ごろ奥様がご主人を駅まで車で送るために外出し、7時10分ごろ帰宅し大量の煙と火を発見され、6階廊下に据え付けてある消火器3本で消火を試みるが消えない。
 お子さんたち軽く煙を吸うも軽傷で済みました。
 火災に気がついた居住者数人が、他の階の消火器を持って出火元の部屋に入り消火を手伝うも火の勢い増すばかりで消化作業を断念しました。
 数人が火災発生した事を大声で叫びながら、全戸避難を伝え敷地外に避難しました。
 通報にて7時30分ごろ消防が到着し2時間ほどで完全消火しました。
・主な被害 
 共用部 6.7階の手すり
       5.6.7.階にかけてかなりタイル落下・焦げ
       5.6.7.階の一部 手すり ベランダや廊下 天井・床 焦げ
        一部の居住者 警報装置・有線テレビ断線
 専有部 6階出火元全損
       階下の5.4階 消火の被水
       6階出火元の両隣ベランダ 天井 など
・理事会の対応
 ○月○日 出火当日 各戸訪問 安否確認、被害状況を確認致しました。
 ○月○日 消防署の検査立ち会い検証致しました。(保険会社が立ち会いしました)
 ○月○日 被害状況確認と今後理事会への要望の把握などのため緊急アンケートを作成し配布しました。
 ○月○日から10日間でタイル落下危険ため工事業者を緊急に探し、ゴンドラでの補修工事依頼を依頼し実施しました。
 それでも今年○月に始まる大規模修繕工事までタイル欠落(落下)状態が続きました。
 ○月○日 文書にて全6ページのアンケート結果報告を各戸に配布しました。
 ○月○日 緊急集会(火災説明会)実施 出火元からの失火説明・失火法・保険の説明や意見交換を行いました。
 
 最後に失火法について知識不足の居住者が多く、そのために保険会社の緊急説明会でも被害者の方々から多種多様の意見が多数ありました。
 失火法では「通常は民法709条で損害賠償責任が発生するような状況であっても、重大な過失がなければ失火だけは特別扱いで損害賠償しなくてもいいですよ」となっていますとのこと。
 日本においては火災による経済的損失に対しては火元からの損害賠償は期待できないということであり、要するにこの火災で被害にあった方々は「あきらめるしかない」ということです。
 もらい火に備えるためにも自分でしっかりと火災保険に加入しなければならず、また、消火で水を被った家財道具については一般的に言われております火災保険ではだめなので、別途家財保険を掛けていないとだめなのです。やはり自己防衛することが大事なことを改めて感じました。
 最後に、その後の防災訓練の参加者は非常に多くなっております。
 

NPO匠リニューアル技術支援協会 和地克巳
 


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